片山恭一/作画:一井かずみ,2004『世界の中心で、愛をさけぶ』(フラワーコミックス)小学館ISBN:4091382738

なんでも「本作で少年少女に活字を読む流れができているみたいよ」てなことを漏れの所属する某バンドの音楽監督が言ってたので,そんなに世間が言うほどのすばらしい作品なのか?とマンガで読んでみる(N氏のうどんのエントリ「柄にもなく「世界の中心で、愛をさけぶ」を読んでみる」が引き金).

感想.こういう設定なら「ウケる」よなぁ.涙腺のツボがどのあたりなのかも読める.でも,漏れは泣きまへんし泣けまへん.それくらいベタな話だもん.「ベストセラーの翻案」でなければ,『りぼん』*1とかのコミックスでこういったの,ありだし,フツーに読まれてたのではないか?*2

冬のソナタ』とかも含めて,最近とみにベタが礼賛されているよーな気がするが,なんででつかね?

ということで,原作にあたってないので,文体とかに触れた上での感想はそのうちぃ〜.

*1:漏れの『りぼん』読者時代ってかれこれ20年前の話なので,今の掲載作品のトレンドは測りかねる.『炎の少女アルペンローゼ』とかが連載されてた頃の『ちゃお』なら確実では?という私も古い.

*2:つーか,もうちょっとアダルト向けの少女コミック誌か(かなり矛盾を感じる表現).これじゃあ,ホントに小学生向けのセレクションだもんな