事務方役人で法律読めない/読まないってのは…

致命的だなぁとつくづく思いまつた.いや,自分が読めてるとゆーわけではないが.

うちの担当のかかりちょが、障害者の施設通所にかかる交通費助成事業の要綱案を今朝,出してきて課内検討.この3月に議会の一般質問で対象者を拡大せよとの意見が出され「要綱改正に向け新年度で検討する」と答弁して,今8月ですからね….顔合わせるたび「児童手当どうなったの?」と訊いてくるかかりちょさんなんだが,そちらの方が急がれるべきではなかろうかと常々感じていたところ.ま,ボキもイヤミな性格なのでスクーリング行く直前に「要綱改正,9月議会にはかけないとまずいんじゃないでつか?補正が必要なら補正予算の提出期限,20日までって言ってましたよ」と捨て台詞を残して旅立ったわけだが.

で,伺の起案文書とかからチラ見したら,はなっから日本語崩壊.件名が「A要綱B要綱全面改正について」なんじゃいそりゃ.要するに,現行の要綱を廃止し,新要綱を制定する,ということが言いたいのなら「A要綱の廃止とB要綱の制定について」とするもんなのだが.もうover50Y.O.なんだから,相当法規とか読んできたと思うんだけど,業界作法が全然わかってらっしゃらない.ついでに言っとくと,「全面改正」という表現は業界的にはないはず.「全部改正」だよね….

で,改正理由.

ノーマライゼーションの理念の下,○○町福祉計画が策定されました.心身障害者及び精神障害者の負担を軽減し,福祉の向上を図る.

  • 口語体と文語体が混在する,つーのは業界的にも何も国語的によろしくないだろがゴルァ!!!
  • 「○○町福祉計画」ではなく「○○町障害者計画」だって.(直接このかかりちょが策定していないので,こおゆう初歩的な誤りを犯す.つーか調べなよそれくらい)
  • 「福祉の向上を図る」とか入れとくとたしかにそれっぽいんですが,事業効果が負担軽減しか挙げられていないのに,「福祉の向上を図る」ではかなり力み返った表現に受け取られる,ということを考えなかったのかなぁ?

昼から検討会続行.記録は後ほど.