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オヤジも覚せい剤使用で逮捕

栃木兄弟殺害:兄弟の父親を覚せい剤使用で逮捕

栃木県小山市神鳥谷(ひととのや)の幼い兄弟が、同居の自称会社員、下山明宏容疑者(39)=17日に殺人容疑で再逮捕=に殺害された事件で、県警小山署捜査本部は30日、兄弟の父親の塗装工、小林保徳(やすのり)容疑者(40)を覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕した。
(中略)
小林容疑者はこれまで数回にわたり記者会見を開き、三男の遺体が発見された翌日の14日の会見では「(下山容疑者が)8月から9月にかけておかしな動きをしていたので、ひょっとしたら覚せい剤をやっているのではないかと思った」などと話していたが、自らの使用については語っていなかった。

-`).。oO(まぁ,語るわけないだろう)

この事件,背景の報道がされてからというもの「オヤジはどのツラ下げて記者会見できるのだ?」としか思えんかった.たしかに,自分の子どもを嬲り殺された怒りは分かる.だが,あんたの行動がこの事件を呼び起こしたんじゃないかと.おまけにかくかくしかじかで覚せい剤使用で逮捕となると,あのモザイク処理での記者会見の放送は,オヤジ逮捕も折込済みだったということか.
いくら仕事がないといえ,他人の家に転がり込む,つーのはフツーの感覚じゃない.兄弟分関係をてめぇ勝手に加害者に強いておいて….「親の因果が子に報い」(こういう使い方適切なんだろうか?)で子どもが死んだとなっては,つくづく痛ましい.
で,またも「児童相談所の対応に不手際があった」との批判がすぐに挙がる(例えば,勝谷誠彦「ニュースバカ一代」『SPA!』2004.9.28号).一時保護解除後の児童虐待対応についてたぶんよく知らないのだろう.
児童相談所の設置数(多くは都道府県単位で数ヶ所設置),児童福祉司の配置数,各児童相談所がどういった地域範囲の児童虐待をカバーしているか,とか.結局,児童相談所は,各市町村に設置を推進している「児童虐待防止ネットワーク」を通じて,情報収集・経過観察等を行わざるを得ない状況がある.これが,現在継続審議中の児童福祉法改正案では,虐待を含む児童相談機能が市町村の責任として位置付けられ,児童相談所は困難事例に特化して対応する,という役割分担がされる予定.そうなると,今度は市町村が虐待家庭への介入権のような「ピストル」も持たされないまま,コトが起きれば知識も技術もない状態で対応しなければならないことになる.明日は我が身.
結果論だが,祖母の養育下に置くということで一時保護を解除した児相の判断は問題なかったと思う.ただし,父親の行動が虐待の間接誘因となることが読めなかった,という批判はキツいが仕方ない.業界関係者なら「親権停止が簡単にできれば」とか思うのでは.明らかにハイリスクケースだもん.