北田暁大「「メディアを疑うこと」を疑うこと」(『Webマガジンen』2004年4月号)

えらくまどろっこしい文章だが,要するに,右派左派それぞれが「メディア・リテラシー」と言っても,メディアを疑ってかかった後に接続する主張がまるで違うという状況が生まれているよ,ということだろう.
「不健全」図書規制問題の事例の引き方がかえって文旨を分かりづらくしているように思う.「不健全図書が青少年にとって有害なのは当たり前.だから,どう有害なのかを考える前にまず規制すべし」という意見(保守派)は単なるパターナリズムだ,じゃダメなのだろうか?