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- 作者: 柏木ハルコ
- 出版社/メーカー: 小学館
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- 作者: 柏木ハルコ
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(リンクは1巻)では「祭り」「夜這い」の民俗学に作品世界を求めた作者.
本作では,時代は平安期.続縄文期(?くらいの設定だと思うのだが)の生活・習俗を続けるとある離島の民のもとに漂着する京の女.折しも,島は火山噴火や地震,地熱の上昇等に見舞われ,主食とするイモなどの植物の収量が激減し,海に漁に行こうにも舟は壊れ,岸も地震により消失してしまう.こうした災難を島のシャーマンは漂着した女の持ち込んだ「災厄」として女を殺せとのお告げを得る.
しかし,漂着した女を幼い頃,海で遭難し生き別れとなった姉と信じる女とその夫が匿い続ける.そうしている間にも,島の地殻変動は止まず,島の民にとって危機的状態が続く.女を匿う夫は,なんらかの手を打たなければ島の民は滅亡すると予感する.
そこで,島の民たちが新たな行動に出るのが最新巻.
「漂着者」「文明と災いをもたらす者」といった民俗学的要素がわかりやすいぐらいにちりばめられている.民俗学(横)好きの私には,続巻が待ち遠しい.
- 作者: 古屋兎丸
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