今さら「FileMakerPro6」インストール

このiBook買ったときに合わせて購入していたのだが,放置していた….当初は「情報カードを作って活用しよう」などと考えていたのだが.
私が古い人間なのか,どうしても紙に出力して使いたいという気持ちがあり,それならB6の京大式カード(『知的生産の技術』!)にしたい,と考えていたが,MacではB6の設定はどうも難しいらしい.レイアウトはB5で作るしか(B6部分だけデータを入れる)ないようだ.
ということでおそまきながらデータベースの領域に着手.データベースをよく分かってないが….

二ノ宮知子,2005『のだめカンタービレ(11)』講談社コミックスキス.

指揮者コンクール本選から.
フランス編になってから,あまり面白くないように思えるのは気のせいだろうか.漏れが千秋には思い入れないからだろうが.のだめの影が明らかに薄い.

古今亭志ん生,2005『びんぼう自慢』ちくま文庫

底本は1969,立風書房小島貞二の聴き書き,なのか?
「あたしのおじいさんという人は旗本でして」と上述の「おいてけ堀」のマクラで志ん生は話していたが,先祖は三千石の旗本とは恐れ入った.
そんなにいろんな音源を聴いたわけではないが,志ん生の話はドライだ.上述の「おいてけ堀」にしろ「品川心中」にしろ,決して陽気な噺じゃないが(「品川心中」はちょっと違うが)滅入るお題も笑える.そういう芸風だからこそ「貧乏は味わうもの」ということばも,ニヤリとしながら「そうかもね」と思えるのだ.談志のいう「人間の業の肯定」を地で生きていた人ならではのことばでもあるし,かつての(昭和3,40年代くらいまでか)日本人は笑うことができる感受性があっただと思う.「おいてけ堀」は最初聴いたときは「なんて陰惨な噺だ」と困惑し,後ろじゃご婦人もゲラゲラ笑っててこっちが戸惑ったくらいだったが,今は笑える.
『なめくじ艦隊』もぜひ.せこくアソシエイト・プログラムによるリンクはっときますから.