仕方ないっちゃぁ仕方ない

asahi.comから.

鉄道関連の番組、放送延期相次ぐ NHKや毎日放送
2005年04月26日07時36分
 JR宝塚線福知山線)での脱線事故に関連して、NHKと毎日放送大阪市)は25日、鉄道に関係する番組の放送延期を決めた。いずれも「事故の被害者や家族の心理に配慮した」という。
(中略)
 毎日放送も、TBS系で5月1日放送予定の「情熱大陸 鉄道で時代を分析する政治学者・原武史」を延期する。
http://www.asahi.com/national/update/0426/OSK200504260010.html?t

原武史が出る!」と,こないだの日曜夜の予告で期待していたのだが….
しかし,こういう自粛は「配慮」なのだろうか?
事故に遭われた方やその家族のご心痛は察するに余りあるが,配慮というのは,事故の舞台となったもの──鉄道──を隠蔽することで実現できるのだろうか?
こういうことをこのタイミングで書くことにためらいもあるが,事故に関する可能な限り正確で根拠のあるニュースの提供と上記のような鉄道関連番組の放送は両立しえないのだろうか.
そう思えるのも,「速報」の名の下に「ガセネタでも盛り上がれる」と言わんばかりに事故の原因はあーじゃないかこーじゃないかと酒場談義のようなプログラムが朝昼晩繰り返されるよりは,放送予定だった「情熱大陸」の方がマジメな番組だと思えるし誠意ある内容だと思われるからなのだが.