「8月のクリスマス」リメイクらしい

山崎まさよし;8年ぶりに主演。映画 『8月のクリスマス』 クランクイン!!http://www.excite.co.jp/music/story/26531/

映画 『8月のクリスマス』(長崎俊一監督)に主演することが決定!! 「月とキャベツ」(篠原哲雄監督)以来、長編映画の出演は8年ぶりとなる本作は、日本では、1999年に公開され、 「シュリ」と共に、韓国ブームの火付け役となった映画 「8月のクリスマス」(ホ・ジノ監督)をリメイクしたもので、 「ラブストーリーの金字塔」とも言うべき原作は未だ日本でも根強いファンを持つだけに注目されている作品。 ストーリーは、写真店を営む男が、小学校の臨時教員として働く若い女性との出会いによって、限りある人生で、 最後の恋を経験する。 『死』 という別れによって絶対に結ばれない恋を描きながらも、独特な雰囲気と
ストーリーテリングで観る者を切なくあたたかく包み込む “ファンタジック・ラブストーリー”。 自分の死と向き合いながら、優しくもストイックに生きる主人公、写真館店主を山崎まさよしが演じます。 相手役は、 「恋は五・七・五!」 で初主演を果たした期待の新人、関めぐみ。 また、主演と共に音楽も山崎まさよし自身が担当するという事。
来年でデビュー10周年を迎える山崎まさよしの記念すべき作品とも言えるこの映画 『8月のクリスマス』 、 公開は2005年秋頃の予定。

興味はあるが,観に行くかは自信ない.
本家は何がよかったかと言えば,ハン・ソッキュのキャラクター造型だったんだと思う.
まず,徹頭徹尾,ハン・ソッキュは「おじさん」としてヒロインのシム・ウナと接する男として演じられている.「おじさん」は,やがて来る自分の死について,家族について,元カノについての方に苦悩していて,シム・ウナは「かわいらしいお嬢さんだね」くらいにしか思っていないように演じられていた.
また,ただ,切ない演技をしているのではなく,刹那的に余命をやり過ごすようで,自分の死後も残される家族がいつもどおりの毎日を過ごしていけるようにと身辺整理して笑って死んで行く男を演じている.シム・ウナへの恋愛感情など,ほとんどスクリーンでは表されていない.そして,シム・ウナも彼が死んだなんてことは思ってもいないまま,また駐車違反取り締まりのお仕事という日常に戻って行く.どう観てもラブストーリーなんだけど,二人にとっては,そのエピソードが単なる通過点としてしか表現されない.そこに,深い余韻とともに観る者が強烈にラブストーリーを看取する.
そして,このキャラをほとんど全編,微笑をたたえて彼は演じきるのだ.ヨン様なんてメじゃない.
これが,山崎まさよしだとどうなるかを想像するに,あまり食指が動かない.山崎がダメということではないのだが.
余談.
こないだ,仕事の打ち合わせに行った先で,どうみても雑種の汚いむく犬が飼い主に「ヨン様」と呼ばれていた.いや,その犬が悪いんじゃなくて,好きな人の名前は愛するペットの名前にマッチするかどうかをもう少し考えてはどうかと思った次第.