監査に人材育成の何が分かるのか

前年度の会計監査結果に,
「財政上の制約もあることは承知するが,今後とも職員の資質向上のための研修の充実を期待する」
という趣旨のコメントが,監査委員からなされていた.
おそらく,一般会計の職員厚生費のうち,研修費用関連予算の執行状況しか見ていないのだろうけど.
監査報告ということでコメントする内容なのだろうか?
「研修費用を計上する」ことも,たしかに研修という事業を進める上での重要な一部ではあるのだけど,「組織としてどういう職員を育てるのか」ということが何にも増して重要だと思う.しかし,そのことは誰も口にしない.
まぁ,そういう本質的な指摘を監査委員にお願いするというのもお門違いではあるわけで,結局,事態は何も変わらないという…(爆)