読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

組合宛意見書

 職場単位の班で「社会福祉士の配置要求・保健部門増員要求」について検討するとかで,その会議に出られないので「意見があれば出せ」という指示に従い,長文を話し合いのリーダーに送り込んだ.次のとおり.
社会福祉士の配置に関する意見>
[要旨]
☆ 理事者は,新たな専門職員の「確保」という視点に立った人材確保等を行うべきである.

[理由]
○ 社会福祉士は,これまで,都道府県や福祉事務所を設置する市町村を除き,大多数の町村にとっては配置されてこなかった国家資格専門職員である.また,町内的にも,現時点で資格を有する人材は2名程度と少ない.

○ しかし,介護保険制度の改正に伴い,新設される地域包括支援センターには,社会福祉士を配置することが義務づけられた.また,2006年4月から一部施行される障害者自立支援法においても,市町村が相談支援事業者を指定することとされており,相談支援事業者に配置すべき専門職として,社会福祉士が想定されている.

○ これまで,他市町村はともかく,本町の保健福祉行政においては,町民の福祉に関する相談支援窓口はなく,保健師が代替的に児童・障害者・高齢者の相談に対応してきているのみである.各種制度に関する相談は,一般事務職員においても対応可能と考えられるが,現状では各種制度に通暁した事務職員は皆無に等しい.

○ こうした現状から,地域包括支援センターの設置を契機として,社会福祉に関する援助職である社会福祉士を配置することは時代の要請であると理事者は考えるべきである.

○ ただし,社会福祉士の配置にあたっては,単年度ごとに資格を持つ人材を場当たり的に確保するのではなく,他の一般・専門職員の構成も念頭におきつつ,中長期的な視点に立った人材確保を行うべきである.

○ 例えば,18年度以降,社会福祉協議会との人事交流が予定されており,その際,社会福祉士である社協職員を新設する地域包括支援センターに配属させる案が噂されているが,これが実現したとしても2年間だけしか社会福祉士が確保されることにしかならない(余談だが,社協の再生を町として期待しているのであれば,社協職員を保健福祉職場に配属させることが社協にとってプラスとは到底思えない).
3,4年後には,障害者福祉サービスが介護保険制度と統合されうる,という今後の福祉行政の趨勢を踏まえれば,社会福祉士に対するニーズは増えることがあっても減ることはないと見るべきである.

○ 人材確保の手段としては,有資格者の採用のほか,職員に必要な研修費用を支弁し資格を取得させるという方法についても考慮の余地がある.ただし,この場合,当該職員の採用時の職務内容・条件等をを変更させることになるので,当該職員個人の同意を得るのはもちろんのこと,労使協議も必要と考える.

<保健業務の担当人員増について>
・ これについては,おそれながら意見させていただければ,児童でも,精神保健でも,とにかく相談援助という業務が保健師にかつてよりもどんどんのしかかってきています.保健師という資格者を増員することもさることながら,保健師の業務を補助する事務職員をちゃんと配置すべきです.これは,保育課にも言えることですが.

・ 「保健師など専門職は事務をしなくてもいい,できなくてもいい」ということでは当然ありませんが,対人援助・保健行政の設計・実施を担う保健師に,起案や経理,文書作成もやることを期待してはダメだと思います.でないと,今いる専門職も退職しちゃうよ,と思います.

・ 事務職は,専門職に敬意を払って,専門職のやりたいことに寄り添い,その実現に向けて事務を進めること.専門職は,事務のできる職員に敬意を払って,事務職に自分のやりたいことを分かってもらえるように伝えていくこと.───互いに歩み寄ることが,うちのまちにはまず必要なんじゃないかな,と.「それは保健師のすることでしょ」という事務職の言い草,「有能な事務職をつけて下さい」という専門職の言い草,それぞれ本音だとは思いますが,どっちも聞き苦しい表現だといつも思っています.

<余談>
・ 最近は団交の場でも「研修機会の充実」が労使双方で出されますが,「旅費がつくから行く」「互助会から金が出るから使う」というような,人の金をあてにした職員が多すぎる.
 私が採用された頃,給料が少ないので,札幌での土曜講座受講の際に何らかの助成があればなぁ,という話をしたら「それはお前が好きで行ってるだけだろ」とバカにされたことがありました.当時,私と同じように自費で参加していた職員は,わずか.その後,互助会から土曜講座への助成が始まると,私をバカにしていた職員の何人かが「金が出るなら」と参加しだしました.実際,以前に比べれば参加者は倍増していたのではないかと.

・ 「研修」を口にする前に,まず,自分の業務に関連する本を買ってでも読め!隣の担当の業務を一つでもいいから覚えろ!先進地に視察に行くのが研修じゃない!(うちのまちは,後進地なので,先進地でやってることの100に1つ,いや1,000に1つできたらいい方だよ)

・ 「生涯学習」という言葉からもっとも乖離した状況にあるのが,うちのまちの職員です.

・ あと,いいかげん「パソコンの研修を」というのは,労使とも恥ずかしいから言うの,やめましょうよ.民間なら今時,採用に当たってエクセル・ワードが使えるのが「当たり前」ですよ.できないのを恥ずかしいと思って,家で日記を書いたり家計簿をつけるようなことからパソコンをまずやればいいんです.自分でやって当然,のことです.それでもできないときに人に聞く.それが「生涯学習」です.

・ 事務職は,「住民自治のコーディネート職」になるのか「法制執務のプロ」になるのか「財務の専門家」になるのか「文書事務のスペシャリスト」になるのか,…そういう専門性を自己研鑽して身につけることが必要なのでは?それを支援するのが,使用者では?

・ 理事者は人事・人材育成に関する計画を住民に対して公表すべきじゃないですかね?どういう職員を望んでるのか,理事者の考えが分からないから「2階勝ち組/1階負け組」みたいな変な雰囲気が蔓延するんじゃないですか?(予算配分が恣意的だ,という事実もありますが(爆))

・ 私は,ただ,毎晩,酒飲んで騒いでるだけじゃないんですからね…( ̄ー ̄)ニヤリ