実家の庭の一隅

 物干し台があり,そこに昨年両親が釣り上げた鮭を新巻にしたものが5本ほど干してある.
 今朝がた庭に目をやると,物干し竿の新巻鮭の中に一匹,高橋由一の『鮭』ばりに半身が削ぎ落とされたものが吊されていた.
 両親も「あの油絵のような光景…」までは分かっているようなのだが,作者が神田日勝だの黒田清輝だのとめちゃくちゃだったので,持っていた『詳説日本史B』の巻頭資料に掲載の高橋『鮭』を見せた.
 余談だがこの新巻の切り身,ものすごく塩辛いので,高血圧の私に両親は全く勧めてくれない…(T.T)