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  • 赤松,2004『夜這いの民俗学・夜這いの性愛論』

 読みやすくなかなか興味深い本なのだが,何度も同じエピソードが繰り返し語られているようで,既視感多し.「マチの性愛論」の2つ分くらいまで読了.

  • 柴辻俊六,2006『信玄の戦略:組織,合戦,領国経営』中公新書1872.

 年末からの続き.本当に「戦略」だとか「合戦」だとかが新書の割に詳細に書かれていて,信玄についてよく分かっていない自分のようなものが読むのは骨が折れる.多少なりとも知っている武将に関するエピソードでもあれば食いついていけるのだが….ただ,読んでいると,信玄が得意とする戦略は「騎馬軍団」として伝えられているような戦の現場でのものよりもむしろ「調略」,特に足利義輝や朝廷などの当時にあっては弱体化していた権威を使っての「調略」だったようだ.