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「友人代表で…」

 ここ2週間ほど最悪の体調で会社へ行けたり行けなかったりが続いていて,いろいろな意味で追い込まれているのだが,本日は出社.昼近くに後輩から「メシ,食いに行かね?」と誘われ,近所の軽食喫茶へ行く.ちなみに「軽食」とは銘打ってあるが,メニューはけっこう重たいものばかり.
 食事を済ませ,会社へ戻る道すがら「お願いあるんすけど」と後輩.
 「なに?」
 「あの,来年3月結婚式挙げるんですけど,『友人代表』として挨拶してもらえませんか?」
 …いつかはこういう日が来ると思ってはいたが,
 「なぜに『友人代表』?だって,もっと付き合い長い地元の友だちだとか,いるんじゃねぇの?」
 「いやぁ,なんかみんな忙しくて,式に来られそうにないんですよねぇ」
 「オレが友人代表,つーのも微妙だと思うけど…」
 「いや,いいんす.近所に住んでるし!」
それじゃ「ご近所代表」だろ,と思うが….
 ところで,あたしの近しい友人で妻を娶っているないし婿入りしている人は,ごくわずかである.ということで,友だちの結婚式というものには未だに行ったことがない.これまでの結婚披露宴参加実績のほとんどは,親戚または会社の人のものである.当然,そういう参加資格では,ご臨席のみなさまの中で僭越ながら高砂の新郎新婦にご挨拶などできない.いつも,指定された円卓の一席で酒を飲めるだけ呑んで「いい披露宴だった!」と総括して終了の男,なのである.それが「挨拶してくれ」だなんて….
 おまえさん,あたしの結婚式に来てくれたわけじゃないのに….してないけど.あたしより早く片付くなんて,ずるいじゃないか…とやっかむ.
 友だちのような後輩だけど,あまりシャレのキツい挨拶もできないだろうし,来年3月が怖い….「来年3月,来年3月,来年3月…」ってこれじゃあ『紺屋高尾』だ.