9月の読書メーター

 7月の記録(「先月よりは読めたか」)に対して「ふうん、そうですかねえ……。/まぁわかりました」と上から目線のコメントが寄せられたが*1,当者比の問題にケチつけられても困るんだよな…とスパムにマジレス.
 それはともかく,そんな先月より読書量減少(爆)
8月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:2465ページ
読んでた本の数:21冊
読みたい本の数:6冊

▼読んだ本
インテリジェンス人生相談 [個人編]インテリジェンス人生相談 [個人編]
読み出しから爆笑!「下ネタかい!」とツッコミ連発!佐藤優で人生相談という企画自体がGJでこれに応える佐藤も懐深いなぁと思う.専門外からの相談であっても,相談者の姿を推測して時に下ネタであしらい時には真摯に応答する佐藤は是非「テレフォン人生相談」のパーソナリティに…って放送できないか(個人的には加藤諦三とコンバート).掟ポルシェ先生と芸風がかぶってると思うのは違うか?「ブックガイドとして…」てなビジネス書的チンケな御利益を求めず,ドメスティックなお悩みにロシアンな謀略術を指南する芸風を堪能せよ!
読了日:08月30日 著者:佐藤 優
東大×ハーバードの岩瀬式!加速勉強法東大×ハーバードの岩瀬式!加速勉強法
勉強法というよりは,ビジネス書の装いの思想書.著者の言う「スロー・イン/ファスト・アウト」という仕事・勉強への根本思想を実践するには,一番最初に書かれている「見切り」の力をどう付けるかが一番重要なように読めた.とはいえ,自分の心の持ちようや感情の動きをセルフ・モニタリングするといったメンタル面に関する提案が多く,「スロー・イン」の時代にどうやって爆発力を充填していくのか,そのテクニカルな方法論を読者は期待しているはずで,その部分では肩すかしをくらった感あり.
読了日:08月28日 著者:岩瀬 大輔
完全独習 統計学入門完全独習 統計学入門
業務上の必要に迫られ,再読.小島本は本当に読みやすい.個別の概念を,かなり実例に則して噛み砕いて説明してくれるから.この1冊で統計学を修めることを期待してはムリだが,入り口としてこの本は人文系な人々におすすめ.
読了日:08月27日 著者:小島 寛之
チェーザレ 7―破壊の創造者 (KCデラックス)チェーザレ 7―破壊の創造者 (KCデラックス)
こういう西欧中世史の解釈もあるのか…,というかちょっと復讐する気にさせてくれた.細密な画を追うより字面を追うのに必死というマンガもなかなかない.
読了日:08月26日 著者:惣領 冬実
吉田家のちすじ 3 (アフタヌーンKC)吉田家のちすじ 3 (アフタヌーンKC)
業界的には(なんの業界かはここで秘す)20代後半からすでに「熟女」ではあるので,ヒロインは十分熟女.「スタイリッシュな枯れ枝」「服を着せられたポッキー」のようなスリム&スレンダー志向ではなく,より肉感的なものを求める層が出てきていることの現れなのかと.少なくともあたしはこういう感じが好き.エロよりコメの要素が強いので,殿方以外も楽しめるのではないか.これが好きな人は,吉田家の男どもの「中学生並み」加減にシンパシーを感じて「同病相憐れむ」というだけのことかもしれないけれど.
読了日:08月23日 著者:中島 守男
吉田家のちすじ 2 (アフタヌーンKC)吉田家のちすじ 2 (アフタヌーンKC)
読了日:08月23日 著者:中島 守男
吉田家のちすじ 1 (アフタヌーンKC)吉田家のちすじ 1 (アフタヌーンKC)
読了日:08月23日 著者:中島 守男
整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣
読了日:08月20日 著者:小山 龍介
道楽三昧―遊びつづけて八十年 (岩波新書)道楽三昧―遊びつづけて八十年 (岩波新書)
読了日:08月15日 著者:小沢 昭一,神崎 宣武
サラ金崩壊―グレーゾーン金利撤廃をめぐる300日戦争サラ金崩壊―グレーゾーン金利撤廃をめぐる300日戦争
読了日:08月13日 著者:井手 壮平
へうげもの 9服 (モーニングKC)へうげもの 9服 (モーニングKC)
「あなたがすきだから…」チャン・ドンゴンか!で爆笑!こういうサービスのきもちが好きだ.利休切腹のエピソードが吹っ飛んでしまった.
読了日:08月12日 著者:山田 芳裕
わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書 2003)わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書 2003)
本当にこの本自体はおそろしいくらいに分かりやすい.NHK記者・キャスターとしての経験に裏付けられたプレゼン技術──伝えたいことの核心をつかまえて「つかみ」としてアタマに提示できれば8割方は大丈夫──には「そうなんだ」とうなずくほか,反応できないだろう.ただ,その先に知りたくなったのは「どうやってこの人はこんなにいろいろなことが分かるのだろう」ということで,最終章あたりにその「知的生産の技術」が披露されているが,これが意外に古風な情報収集と整理の手法.うーむ.
読了日:08月03日 著者:池上彰
落語論 (講談社現代新書 2007)落語論 (講談社現代新書 2007)
落語は都市の地域芸能(「落語は土地に縛りつけられたものなのだ」(p.54))で基本的に東京・大阪(+京都)までのもので,成立してこのかた近代的な価値観とは別モノの世界を生きている,とここまではっきり言い切ったものはこれまでなかなか見なかった.この芸の性格から高座でのライブを聴くのでなければ意味がないというのも分かるが,都市生活者にここまで言い切られちゃうと,田舎者の立場はないわけで….文章にかなり頻繁に出る世界史ネタはちっとも笑えなかった,とだけ反撃しておく.
読了日:08月03日 著者:堀井憲一郎
インノサン少年十字軍 上巻 (Fx COMICS)インノサン少年十字軍 上巻 (Fx COMICS)
読了日:08月02日 著者:古屋 兎丸
幻覚ピカソ 1 (ジャンプコミックス)幻覚ピカソ 1 (ジャンプコミックス)
読了日:08月01日 著者:古屋 兎丸
やっぱり心の旅だよやっぱり心の旅だよ
福満作品って終わり方が「尻切れトンボ」だなぁ…と思っていたが,これって基本的に作者本人のテレなのか不安なのか,そのどっちかかどちらともかもと思えるようになった.ギャグとして流して欲しいと思いつつ,読者の劣情にはきっちり訴えたいというメッセージをビンビンと(爆)受け取った妄想人がここにをり.
読了日:08月01日 著者:福満 しげゆき
カワイコちゃんを2度見るカワイコちゃんを2度見る
読了日:08月01日 著者:福満 しげゆき
BILLY BAT 1 (モーニングKC)BILLY BAT 1 (モーニングKC)
読了日:08月01日 著者:浦沢 直樹,長崎 尚志
▼読んでた本
敗戦と赤線 (光文社新書)敗戦と赤線 (光文社新書)
著者:加藤政洋
血の政治―青嵐会という物語 (新潮新書)血の政治―青嵐会という物語 (新潮新書)
著者:河内 孝
大学受験に強くなる教養講座 (ちくまプリマー新書 96)大学受験に強くなる教養講座 (ちくまプリマー新書 96)
著者:横山 雅彦
ガイドブック社会調査ガイドブック社会調査
著者:森岡 清志
社会調査法入門 (有斐閣ブックス)社会調査法入門 (有斐閣ブックス)
著者:盛山 和夫
西太后―大清帝国最後の光芒 (中公新書)西太后―大清帝国最後の光芒 (中公新書)
著者:加藤 徹
それでも、日本人は「戦争」を選んだそれでも、日本人は「戦争」を選んだ
著者:加藤陽子
整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣
著者:小山 龍介
日本の殺人 (ちくま新書 787)日本の殺人 (ちくま新書 787)
著者:河合 幹雄
学問の春―“知と遊び”の10講義 (平凡社新書)学問の春―“知と遊び”の10講義 (平凡社新書)
著者:山口 昌男
新しい労働社会―雇用システムの再構築へ (岩波新書)新しい労働社会―雇用システムの再構築へ (岩波新書)
著者:濱口 桂一郎
日本国怪物列伝日本国怪物列伝
著者:福田 和也
サラ金崩壊―グレーゾーン金利撤廃をめぐる300日戦争サラ金崩壊―グレーゾーン金利撤廃をめぐる300日戦争
著者:井手 壮平
道楽三昧―遊びつづけて八十年 (岩波新書)道楽三昧―遊びつづけて八十年 (岩波新書)
著者:小沢 昭一,神崎 宣武
選ばれる男たち―女たちの夢のゆくえ (講談社現代新書)選ばれる男たち―女たちの夢のゆくえ (講談社現代新書)
著者:信田 さよ子
ネオリベラリズムの精神分析―なぜ伝統や文化が求められるのか (光文社新書 314)ネオリベラリズムの精神分析―なぜ伝統や文化が求められるのか (光文社新書 314)
著者:樫村 愛子
インノサン少年十字軍 上巻 (Fx COMICS)インノサン少年十字軍 上巻 (Fx COMICS)
著者:古屋 兎丸
潜行三千里潜行三千里
著者:辻 政信
幻覚ピカソ 1 (ジャンプコミックス)幻覚ピカソ 1 (ジャンプコミックス)
著者:古屋 兎丸
カワイコちゃんを2度見るカワイコちゃんを2度見る
著者:福満 しげゆき
BILLY BAT 1 (モーニングKC)BILLY BAT 1 (モーニングKC)
著者:浦沢 直樹,長崎 尚志
▼読みたい本
1968 下1968 下
著者:小熊 英二
1968 上―若者たちの叛乱とその背景1968 上―若者たちの叛乱とその背景
著者:小熊 英二
金融システムを考える金融システムを考える
著者:大森 泰人
創価学会 (新潮新書)創価学会 (新潮新書)
著者:島田 裕巳
「うつ」を生かす―うつ病の認知療法「うつ」を生かす―うつ病の認知療法
著者:大野 裕
図説 食人全書図説 食人全書
著者:マルタン モネスティエ

読書メーター

*1:当該コメントのリンク先は,これは中傷サイトなのか?エロ画像が多いので閲覧は自己責任で.