佐世保の小6児童刺殺事件

少しずつ,事件のディテールが明らかになってきた模様.観なきゃいいとは思うんだけど,ワイドショーとかだと相変わらずコメンテーターとかが自分の「理解できる」カテゴリーに断片情報を落としこんで解釈,という作業を続けておられる.かつてもそうだったし,これからもそうだろう.

当事者レベルの話とは別に,こういった「子どもが子どもを殺す」という事件はかつてもあったし,これからも絶対になくすことはできない.確率の問題だから.デュルケムもそう言ってたよ(子どもによる子ども殺し,ではなく犯罪についてだけど).

今回の事件にどう社会は反応し,どういったシステムの改変をしようとするのか.ボキの住む地域では,道教委の出先機関である教育局が「生命を大切にする指導の充実について」という指導文を各市町村教育委員会や道立学校に通知したとのこと(十勝毎日新聞2004.6.3紙面).命の大切さやカッターの安全管理等について明記されているという.通知を読んだわけではないが「チャットはいかん」というような話が前面に押し出されてるわけではないようなので,それはそれでいいような気がする.