マレック漁

今日はまちのウタリ協会のマレック漁のお手伝い.「マレック」というのは,かえしの無い鉤針のついた銛のような道具で,これを使って鮭を獲る漁が古来アイヌ民族では行われてきた.
ウタリ協会も高齢化・後継者不足に悩み,シャモ(和人)であるボキも民族衣装を着て「ノミ(お祈り)」したりしていたのだった….丸木舟に乗ってマレック漁もやってみましたが,魚にはかすりもせず.小学生が2・3本引っ掛けに成功していた.
先月も儀式に参加していたので,大分アイヌ語を覚えた.「チセ」…住居(総萱づくり),「イナウ」…これはヤナギとかを削って作る祭礼用の幣のこと,「ウェン」…悪い,「パスィ」…箸といっても木彫の施された平たい一本のもの,「メノコイタ」…まな板(「メノコ」…女の+「イタ」でイタは板.アイヌ語起源の言葉が地名などに残っていることがままあるが,アイヌ語に日本語(ないし漢語)がそのまま使われている言葉もあり)などなど.
ちなみに,「タシロ」という言葉もあるが,もちろん「ミニにタコができた」方を指すのではなく,山刀のこと.