「ポンチ絵」は役所用語なのか?なのかぁ…

 岡本全勝さんのページ(http://homepage3.nifty.com/zenshow/)に,

再チャレンジ寄付金優遇税制法案(地域再生法改正法案)が、6日に閣議決定され、国会に提出されました。「概要」にポンチ絵をつけておきました。日本では初めての、民間企業から民間企業への寄付金優遇もつくりました。詳しい説明資料は、作成中です。お待ちください。(2月7日)
下線は引用者

との記載があった.岡本氏の指す「ポンチ絵」はワープロソフトにより作成された図のことなのだが,これを「ポンチ絵」と言うのを見聞したのは今年で2回目.

 先月,地方法務局主催の心神喪失者等医療観察法の会議に出席したのだが,会議中,挨拶に立った北海道厚生局の20代か30代前半の課長が同じようにパワーポイント資料中の図を「ポンチ絵」と言ったのだ.思わず登場人物が「イヤ,これは滑稽,滑稽」とか言ってるような明治・大正期の漫画をイメージして笑ってしまったのだった.

 しかし,このページ(http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=1074042)を見ると,建築業界では設計概念図(構想下絵)を指し,役所でも同様のニュアンスで使われているとのこと(7番目の回答にある「国交省では必須の言葉」というのは建築つながりか).

 そのポンチ絵によって表現されているところがちっとも「滑稽,滑稽」じゃないだけに,単に「図」と言えばよいところをあえて(実際は習慣的に使われているのだろうけど)「ポンチ絵」と言うのがスノッブだなぁと思った次第.