小学2年生の勉強を見る

 交際相手の息子くんの算数をみてやる.
 その前にまず,ママさん!子どもが考えているときに脇からあーだのこーだの言い過ぎ!じっくり考える時間を与えなさい!
 「2年のふくしゅう」というテーマで,掛け算,「108-49」「102-69」のような引き算と文章題.
 彼,引き算は縦書きでできるのだが,10の位から1の位に持ってきて,という処理が弱い.たとえば「108-49」なら10を1の位に持ってきて「18-9=9」まではいいのだが,10の位同士の引き算に移ったときに,先に1の位に渡した10を引かないまま引き算するので,出した答えが大概10違う結果になっている.その部分を教えた上で,「検算してみな」ということも教える.
 文章題は「50枚の赤と白のカードがあって,そのうち白のカードは30枚でした.赤のカードは何枚でしょう」という第1問に続いて「赤と白のカードではどちらが何枚多いでしょう」というような形式の第2問が続く問題.彼は第1問は割とすぐに式を立てて答えを出せるのだが,その第1問の結果を使って第2問を解くのが苦手.
 ママさんも分かっていなかったが,この第2問は「赤と白ではどちらの枚数が多いか」という大小比較と赤と白の枚数差という2つのことを答えさせようとしている.だから,先に大小比較をしたうえで大から小を引いて差の枚数を出し,「白が10枚多い」と答えないと正解ではないのだけど,どうも「算数」=「計算」みたいなイメージ先行で彼は,50と30と20という数字をそれぞれ勝手に足してみたり引いてみたりするだけで,「10枚」という答えがたまたま出てきてしまってもそれ止まりになってしまう.このあたりが小学生の文章題でのつまずきはじめかなぁと思った次第.類題を作ってみて,もう一度やってみてもらったけどまだまだ訓練が必要そう.
 お勉強の後,彼が私が貸していた手塚治虫火の鳥ギリシア・ローマ篇』が欲しいとおねだりしてきたので,「いいよ」とあげた.小学2年生で面白い話かなぁ,と訝りつつ.