赤塚不二夫逝く

 タモリの弔辞を巡回先の
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で知り,全文を読んだが「すごいな」と…(しょうもないエントリがトラックバックされてすみません…).
 「これでいいのだ」というフレーズを生み出した赤塚不二夫は天才だった.
 「これでいいのだ」と言える主体は,力の源泉みたいなものだ.
 「それでいいのだ」と言ってほしい,そう願うおのれがいかにみじめなことか….
 もっとも,きょうび「これでいいのだ」と言い切れる状況もそうないだろうし,それを許さない状況の方が多いとも思える.自らの振る舞いも含めて言うが「これでいいのか」という懐疑や悔恨ならいくらでもあるけれども.
 あたしが小学生の頃は,まだ先生の連載の掲載誌があって読んでいた.マンガ家になりたかったあたしにとっては,「トキワ荘」住人であるだけで畏敬の念を抱かずにいられなかった.中・高・大学生の頃は,先生監修の『麻雀教室』『算数教室』を読んでベンキョウしました.合掌.*1

*1:一部修正.またふと思ったのが「これでいいのだ」と「(笑って)いいとも」との語感・語義の近さ.「〜いいとも」はタモリから出てきたものかどうかは定かでないが.