昨日のこと

全然記憶がなかったので,昨晩泊めていただいた居酒屋へ行く.なんでも,一人で1月末にふられた埼玉県在住の女子に対する未練たらたら話をしているうち,昏睡したとのこと.

恥ずかしいことこの上無し.10年以上前に読んだ太宰の『人間失格』に出てきそうなフレーズが頭の中を駆け巡る.

でも,太宰はいいよな.才能があって,己の美学に殉じるように自死して,鑑賞に堪えうる「破滅」を遂げることができたのだから.美のために死ぬ,そんなカッコイイものなど何もなく(自殺なんて大概はカッコワルイが),死ぬのが怖いボキのような小物はただただ恥を生きる他ない.