病院に行く金がない…

「医者にかかると,薬代てぇのがかかるでしょ」
−じゃあ,薬は飲んでるのかい?
「いいぇ.『薬九層倍』と言いますからね」

だからと言って「水ばかり飲んでます.『病が下るかと思って…』」てぇことはないのだが.
持病の高血圧の薬をしばらく飲んでないせいか,常に偏頭痛がする.言葉をしゃべろうとしても,言い間違えたり噛んだりでまともに話すことが出来ない(もっとも,普段から世間様には「お前はなにを言ってるのか分からない」と思われてるかもしれないが).本が,まともに読めない.字面は目で追えるが,内容がさっぱり頭の中に入ってこない.脳みそのかわりに,石綿が頭の中に突っ込まれているみたいで,頭重感だけがあるような感じ.普段は「仕事なんて適当でいい」くらいに考えている不届き者でも,さすがにこういう状態が続くとヤヴァいと不安に感じる.
今週の仕事は,あちきの守備範囲外の障害者福祉で新規事業をつくるための資料作成及び関係者への説明を中心にやっとるのだが,いろんな人と話してみて,つくづく「自分は今まで何をやってきたんだ」と自己嫌悪.事務方として当然知ってなければならないことなのに知らんことのあること,あること.説明能力の乏しさ(ペーパーを作ると,それに完全拘束).状況判断の甘さ.制度や法令・通知に関する無理解.補助金制度に関する知識の欠如.「枚挙に暇が無い」とはこういうことを指すのだろう.
そこに加えて体調不良.ことばが思い出せない,出てこない,忘れる,人の話を聞いても理解できない,….昨日は久々に「死にたい」と思いましたね,苦痛というか屈辱のあまり.
気分も楽しいことに全然向かっていかないし.そう言えば,昨晩ふと「最近ラッパふいてねぇなぁ」としみじみ思った.まったく趣味の世界もお休みしちゃってる.これじゃあ,「何のために生きてる?」「死なねーから生きてる」だよ.
まぁ,健康はたまには大事だ.始終「健康が大事」というのも病的だけどね.