イトウツアー(モケウニ沼)

 このカテゴリーでのエントリは4年ぶりかぁ….
 たしかに,この間,ほとんど釣りに行っていなかった.去年も,このくらいの時期にダムサイトでちょっとルアー振っただけだった.気分がまったく釣り場にむかわなかったのだった.
 先日の日記(d:id:h2so4:20090418)で書いたとおり,会社の先輩・後輩とともに4人で5/1,イトウ釣りに出かける.
 全国的になのだろうが,ここ1週間のこちらの天候は激変していて,日曜日には猛吹雪(こんなときに限って,灯油が切れてストーブが焚けず(爆)),木曜日には最高気温24℃と夏と冬のジェットコースター状態で,当日は再び気温低下気味だったことと,予報では現地で10m以上の風とのことだったので,総合的に勘案すると「釣りにならん」というかなり悲観的な状況ではあった.
 8:00過ぎ,出発.10:30くらいに旭川に入り食材調達&昼食.フロアスタッフのおねぇさんにハートをわしづかみされた先輩が,サラダを3回も取りにいっておねぇさんを見に行き,終いには食べたくもないアイスまで取ってきて「お前喰え!」とあたしに押しつける.たしかに,ポニーテールのよく似合う,おニャン子にいそうな──あたしの感じでは「乙女塾」の中嶋美智代かなぁ──なおねぇさん(あたしより若いんだろうけど)だった.
 その後,一路猿払村へ.16:30ごろ到着.さっそく着替えて釣り開始.
 しかし,沼の向こうからのアゲンストが強く,風に向かってキャストしている感じで,まるでルアーが飛ばない.14gのスプーンが風に押し戻されてくる.その上,久しぶりなもんだからまともにルアーを投げられず.真っ正面に振りかざした竿先から右へ左へルアーが飛んでいくというようなお粗末さで…(爆).自分と自然のコンディションの具合から,今日は「釣りにならん!キャスティングの練習!」と割り切って無心で竿を振っていた.そうすると,もう何にも魚の反応がないのに,なんだか楽しくて仕方なかった.「今年は,ちゃんと釣りに行こう」と密かに決意を固めて投げ続けていたのだった.先輩A・後輩両氏もまるで魚の反応がないとぼやき,一人姿を見せていない先輩B氏にA氏が電話するとB氏「いま,かかってる最中!!!」との返事が.そんなときに電話に出るなよ!とA氏笑う.
 10分近く経ったか,B氏がネットにV字に納まった(頭と尾は出ていた)イトウを持って合流.これである↓

 正面.サイズは約70cm.婚姻色が出ている綺麗な魚だ….

 いろいろと記念撮影して,リリースする.なかなか,沖へ出て行かなかったが,5分くらい経ってあたしが抱えて送り出してあげたのだった.

 初めてネイティブのイトウを見たのだが,ホントにきれいでいい魚だった….ということで1日目終了.
 釣り場を後にし,となり町のオートキャンプ場のコテージで宿泊.泥酔し,食卓テーブルのイスで3:23まで眠る(爆
 2日目.5:30ごろ起床し,再度モケウニへ.
 7:00過ぎから釣行開始.風がなく,暖かい.昨日B氏が釣り上げた沼と沼をつなぐ小川状の場所をストーキングし,ミノーを投げ込む.しかし,魚がいそうなポイントにルアーを送り込んでも,まるで反応がない.他の3人も,B氏にだけ魚がいたずらしてきた感触があるのみ.あたしは,どんどん3人から離れ,小沼の方にまで出てしまう.向こう岸に鳥の群れがいて,魚がおそらくはかなり警戒しているような感じ.まるで反応がない.一度だけ,ルアーが手元まで来たときに不自然な震動があったが,たぶん,アシにフックが引っかかっただけだろうと思う.
 8:30ごろ,A氏から電話があり「そろそろ撤収」とのこと.一人だけ遠くへ来てしまったので,10分以上かけて葦原をかき分けて戻る.途中途中できになったポイントに投げてみるがやっぱりダメ….
 今回はこれで終了,よし帰るかと左足を踏み出すと感覚がない.ズボッと腰まで左足が水にはまってしまった….沼に落ちたのである…orz.両足入っていたら帰らぬ人だったと思う(爆
 帰りはオホーツク海を左に見ながら,雄武で風呂に入り,紋別で食事と買い物(あたしは貝柱干物のハネものを購入)し,16:40過ぎに帰宅.