毛髪川柳コンテスト

「頭見て敬語使うな年下だ」 薄毛川柳に1万3千通(asahi.com)

「頭見て敬語使うな年下だ」(最優秀賞)――。薄毛治療に携わる医師や看護師らで作るNPO法人「日本自毛植毛センター」(東京都渋谷区)が薄毛をテーマに川柳を募集したところ、1万3102通の応募があった。
「風向きで立ち位置かえる薄毛かな」(優秀賞)、「お辞儀する角度どんどん浅くなり」(佳作)など男性に交じって、「てっぺんのうす毛にマスカラそっと付け」や、人気ドラマ「冬のソナタ」にかけた「頭見て『冬のアナタ』と笑う妻」など女性からの応募も4割を占めた。
「薄毛を笑い飛ばすものが多かった」と同センター。同センターのホームページで20日から34作品を掲載する。

受賞作品はこちら.2次選考通過作品はこちら

適当に見繕って,勝手に評.

抜けた毛を 栞に使う 楽天家 (48歳、男性)
楽天家」じゃない.「しみったれ」と言うべきなり.
薄毛にも 床屋は同じ 手順踏み (83歳、男性)
そのとおり.
バーコード 風にふかれて 落武捨者に (22歳、女性)
「落武者」ですな(ページ作成上の不手際か).いいところを衝いている.海原はるか・かなたのようにこれを芸とする(「芸かぁ?」という話もあるだろうが)人もいる.これは,すだれ流しでキメてる人だけではなく,全てのハゲたちが抱える問題である.要するに毛根の偏在問題で,髪のあるところもないところもバランスを取ったとしても,髪の成長に伴い,伸びるところは伸び,生えてこないところは一向に生えないという変化が生じて「落武者」になるのである.現に,あちきが「ちょっと落武者っぽくなってきましたんでそろそろ床屋にいかねぇと不味いですね」てな具合で昔から使っている.
元気よく 根付いた髪に 妻を呼び (64歳、男性)
ボキは「脱落者は相手にしない」のでこういう幸せを生涯,我が身に感じないだろうが,「ホラ,立ったよ」と子どもの成長を見守るがごとき微笑ましい光景が目に浮かぶようだ.
少しだけ 多めにシャギー 入れただけ (26歳、女性)
「少しだけ」ですか?というのは意地悪ですかね.
三つ編みの 束ねた太さ 細くなり (36歳、女性)
前作とも女性の薄毛の悩みについてだが,こういう忍び寄る老い,はそれはそれで淋しいものなんでしょうな.

他にも「サッカーで 好きな選手は ジダンです (50歳、男性)」とか「「俺のうしろ 絶対立つな」と ゴルゴばり (41歳、男性)」といったナンセンス系も好きだ.