途中まで読んでの感想だが,従来の精神科医の理解枠組では対応しきれない「生きづらさ」が現実にあるんですよ,そのことだけ読者に分かってもらえばそれでいい,ということなのだろうか?第2章まで読んだ限りでは,そこに処方箋があるわけでもなく,ネットの中をうろうろしていて時に目にするような「生きづらい」ケースが列挙されているだけ,という感じしかしない.もう一つ気になるのは,臨床医でもある著者が院外で相談を受ける「生きづらい」人たちが<若者>というカテゴリーに収まる人ばかりなのではないか,ということ.
少し読む気が萎えてきているのだが,一応最後まで読み進めることにする*1.