小旅行(つーても,日帰り走行距離500km)

前日,ジンギスカンで晩メシ&酒盛りをしてそのままマスター宅にお泊まり(爆).
8:00,マスターの親戚のいる浜益村に向かって出発.
旅人は,マスター夫妻とマスターの甥,奥さんがオレの職場の臨職さんである夫妻とオレ.車2台で目的地へ向かう.
あまり空知地方に行ったことがないのだが,このあたり,川の蛇行によって地形が形成されているため,道もすごく蛇行している.車窓から見える川を見ながら「このあたり,オショロコマとかついてるよな」とどうでもいいことばかり考えていた.
途中,警察官に笛を吹かれたので,車を停めると「あっ,そのまま進んでください」とお咎めなし.目視で当方がシートベルトをしていないように思ったよう.こちらがあまり喋ると前日食ったアイヌネギで息が臭いのと酒臭いのがばれそうだったのでほとんど声を出さないまま再出発.
芦別では遠くに大観音像が見える.なんでああいうものに金をかけようと思うのか,観音様に抱かれたレジャーランドないしリゾート構想のへんてこさに思いを巡らせる.小学生か幼稚園の頃にここを家族で訪れたとき(その頃は「芦別レジャーランド」だった),たしか,ウルトラセブンの背に乗る乗り物に金を入れないで乗っていたら,従業員に怒られた,というどうでもいい記憶もよみがえる.ちなみにここは「カナディアン・ワールド」と呼ばれる「赤毛のアン」をフィーチャーしたテーマパーク構想も頓挫している.
目的地・浜益村に着く.港になりそうな場所の岸に住宅が集中して集落を形成している.漁港単位で集落がある感じ.農村地帯もあるのだが(「御料地」という地名の集落があるのだが,由来をググってみるも"I'm feeling lucky!"なサイトなし)山を隔てて別のまちのように思われる.
浜益から,雄冬岬に出てみる.この日の日本海は穏やかで,きれいだった.

増毛町雄冬岬に到着.

「白銀の滝」間近でこんな大きな滝を見たのは,生まれてはじめてかも.

(全て,携帯で撮影のため今一つだが)
その後,幌という漁港に釣り糸をたらすも,まるで反応なし.
マスターが親戚宅を訪問し,お土産をもらって帰路に着く.予定もあてもない旅で,日帰りすることとなる.
帰りに,砂川の「Palazzo Del Freddo」(http://www.iwasefarm.co.jp/syouhin.html)という牧場直営の店で,ラムレーズンのジェラートを食べる.普段,アイスなんて絶対食わないのだが,せっかくここまで来たんだから食べてみようかと思い….おいしかった(味が濃厚だとかなめらかだとかいうほど,味を知ってるわけではないのでこれだけ).
帰り道,歌志内市を通る.人口5,489人ってオレのまちとそう変わらん.その人口の割には,立派な公営住宅,おそらくは炭坑離職者のための住宅が山のあちこちに立ち並んでいて,よけいに寂しいまちなみになっていた.「悲別ロマン座」の前を通過.「昨日,悲別で」を知っている人は今,どれくらいいるのだろうか?「そういえば歌志内って馬の腸を使った名物料理あったんじゃなかったっけ?」と思い出そうとしたが思い出せず.今ググってそれが「なんこ鍋」だったことを知る.アイスなんかよりこっちのほうが食べてみたかった(芦別のガタタンも同様).
途中,富良野の「くまげら」というところで食事.倉本聰氏がレシピづくりに協力しているようで,思いっきり「北の国から」ファンのための店となっており,お値段も観光客向けにハイクオリティ.そういえば,後ろの席の方で「おれが塾に入って10年経つけど,…」と富良野塾塾生の方と思しき人が家族サービスしていた.
23:00ごろ帰宅,というかまちに戻る.マスターの店で風呂をいただき,今朝浜益で水揚げされたタコをつまみに酒を飲み,またも店にお泊まり(爆).タコ刺し,身に甘味があり,歯ざわりも結構だった.
「私事旅行届」を出さずに行った手前,携帯に役場から電話が入ったらどうしよう,とビクビクした1日でもあった(爆).もっとも,昼間っからビール飲み飲みの道中だったので,戻っても使い物にはならんかったが(爆).
(20050506記す)