インチキ社会学士,おこがましくも社会学を教える

社会福祉士国家試験合格を目指すご学友の方2名に.
マルクスってなにしたひと?」
ヴェーバーって,エートスってなに?」
パーソンズの言ったことってどんなこと?」
というご質問に答えるべく,朝方3:00からレジュメを作り,野球に行った後,勉強会でご披露.
ホントはマートンの理論も教えろ,ということだったが,時間が足りず,会場でホワイトボードに主要な概念を書き出して,口頭で説明.
マルクスを説明するのに,「共産主義ってどんな主義?」とかから始まる30代の学友たち.そのくせ,「共産主義っていえば「あぁ,『アカ』か」とかしか考えたことなかったからなぁ」ってどうしてそっちは聞き覚えがあるのか?「サヨ」は知らなかったみたいだけど.「知らないひともいるんだぁ」と新鮮な衝撃だった.まぁ,普通に暮らしていると「こんにちは,日本共産党です」くらいしか「共産」ということばを聞かないよな.
その後,法学の「人権の私人間効力」や「一般法と特別法の関係」とか「民法上の「法人」」とかを説明.
教えるためには,教える側が勉強せざるを得ず,その意味で大変勉強させていただいた.
でも,国家試験にはおそらく上述の社会学史がそのまま出ることはなかろう.試験対策としては「ムダ」の範疇かもしれない.その「ムダ」の楽しさを感じていただけたなら,個人的にはよしとしたい.