男だらけの新年会

小学校からの友人たちに会いに,昨日札幌入り.
最初は自家用車で向かおうと思ったものの,燃費を考えると列車運賃とさほど変わらない/3日・4日と続いた気温の上昇により道路のコンディションがきわめて悪いため,急遽特急に乗り込み北帰行.トマムサホロEXPってはじめて乗ったが,ディスプレイに映る先頭車両御ボードカメラの映像を見て「シミュレータみたい」と倒錯した感想を抱く.トンネルに入ると,画面のまん中に白く光る一点が映る.それが少しずつ大きくなって,最後に一瞬フラッシュして雪に埋もれる見なれた外の風景が現れる.文字どおり「出口のないトンネルはない」という光景であった.くだらない.
友人のひとりが働く焼肉店で男5人の新年会.
オレだけ酒を飲みっぱなし.他の方々は,運転手だったり,もともと酒を飲めない/飲まない人だったり.
正月早々,彼女ナシ・妻ナシ・子どもナシの31歳が焼肉食ってボーリングして(爆)ロイホで2時過ぎまでダベる.このダメさ加減….
友人のトコの焼肉およびサイドオーダーはうまかった.ドブロクもうまかった.それでよし,ということにしておく.
焼肉屋の友人の自宅に泊めてもらい,昼メシを一緒に食った後別れ,札幌駅ステラプレイス内の旭屋書店をぶらつく.新書・文庫・数学・社会・選書・日本史・物理・法律・経済と棚を回ったが,どーんと本を買う気になれず,ちくま文庫の以前から気になっていた1冊だけ買う.ほんとは,
瀬山士郎,2001『なっとくする集合・位相』講談社
欲しかった.立ち読みして,その棚にあった本の中ではε-δ論法について一番分かりやすそうだったから.小平邦彦『解析入門(1)』(岩波)は分かりやすいんだけど,今一つ明示的に書いてないし,小島寛之『ゼロから学ぶ微分積分』講談社)もコーヒブレイクでちょっと触れているだけだったので,もう少しこの論法について詳しく書いてある本がほしかったのだ.
まぁ,それはともかく,買った本を駅の喫茶店で読み,その後道からの派遣職員である上司の車に乗せてもらって帰宅.

木村聡,2002『赤線跡を歩く:消えゆく夢の街を訪ねて』ちくま文庫(原著は1998,自由国民社).

今日買った本.
写真集は文庫で読んでたらダメだろ,とつくづく思った.
タイル張りのある建物が多い.タイルって最近見ないな.下宿していた高校時代,通った銭湯はたいていタイル張りだったが,最近,銭湯にも行かなくなったし.
玉の井はちょっと歩いてみたいと思った.ふらふら迷い歩きしてみたい,ちょっと変わったまちなみ.